172 Kozeluch: Concertos and Symphony
レオナルド・ムッツィ(指揮)、セルジオ・アッツォリーニ(ファゴット)、ジョバンニ・デ・アンジェリ(オーボエ)カメラータ・ルソー
Leonardo Muzii(conductor),Sergio Azzolini(bassoon),Giovanni de Angeli(oboe), Camerata Rousseau
(上記リンクから音源に飛びます。)
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同年代(18世紀後半)に活躍したレオポルド・コジェルフのいとこヤン・アントニーン・コジェルフなんだそう…彼もサリエリに師事していたり、プラハの宮廷楽長していたりと凄いキャリアの方なんですね。
ファゴット協奏曲 ハ長調 (ヤン・アントニーン・コジェルフ)オーボエ協奏曲 ヘ長調(ヤン・アントニーン・コジェルフ)ファゴット協奏曲 変ロ長調(レオポルド・コジェルフ)交響曲ト短調 作品22-3(レオポルド・コジェルフ)
すべての曲が、ソリストを輝かせる要素満載で今のコンサートでも演奏されてもおかしくないような出来栄えでないかと私は思っているのですけども、中でもこの交響曲ト短調はとてもお気に入り…なんですけども、なんかちょっと、あの曲に似ていない?
そう思ってト短調の交響曲について検索をかけてみたら、「モーツァルト25番ト短調の影響が見られる」という文言が…。
「え、そうなの?」
私はコジェルフの交響曲を聴いて(これまた大好きな)ヨーゼフ・マルティン・クラウスの交響曲ハ短調VB142を思い出したのですけども、どうせならモーツァルトとも聴き比べしちゃえ!とこれらの曲を並べてプレイリスト化してみることにしました。
(ついでに、このハ短調VB142に似ているような気がするハイドンの交響曲78番ハ短調も一緒にしました。曲の知名度だけならばモーツァルト>>>>>ハイドン>>>クラウス=コジェルフといったところでしょうか。)
いかがでしたでしょうか?1時間に4曲の交響曲詰め合わせとなりました。熱を帯びすぎて結構疲れるかも知れませんが😅 でも選者が適当な割に💦相互で色々似ているような似ていないような…という趣になったかと思いますし、個々の楽曲はそれぞれ素晴らしいものです。
多分4曲に共通しているのは「疾風怒濤」シュトルム‐ウント‐ドラングの要素かと思うのですけども、18世紀後半に花開いたこれらの要素がやがて19世紀の超大作系交響曲に結びついていくのかな、という気がします。
でも「疾風怒濤」といったらカール・フィリップ・エマニエル・バッハでしょうよ!というお話にもなるかと思います。勿論そうだと思うので、こちらの路線が気になったのであればその後は彼のシンフォニアをおすすめしておこうと思います。
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