134 Ravel: Boléro, La valse, Shéhérazade...
エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)カリーヌ・デエー(メゾソプラノ)ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
Emmanuel Krivine(conductor)Karine Deshayes(mezzosoprano) Orchestre philharmonique du Luxembourg
(上記リンクから音源に飛びます。)
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いやー、始まっちゃいましたね、東京オリンピック。
開会式、一連の顛末に不安を覚えながらも眠気と戦いつつテレビで様子を見ておりました。大事故は発生しなくてよかったですけども、とにかく一貫性のないぶつ切り展開でしたね。加えてバッハ会長話し長すぎでしたね(オイ)
そしてこのブログは一応クラシック音楽を主題としていることもあり、ラストの聖火リレーにラヴェルのボレロが使われたことに驚き、そして変なフェードアウトになったことにガッカリ…(聖火リレーではリハビリされていた長嶋さんとか、一般人の方も出ていたのでアクシデントが起こりうるかもしれない展開でこの音楽は使いづらいだろうに、どう終わらせるんだろうとヒヤヒヤして見ていました。)
😭そのあと使われた吉松隆の交響曲第2番「地球にて(てらにて)」だというのも触れなきゃいけないのかも知れないけれども(この曲へのつなぎも強引というかとても変だと思いましたが)、誰もがラストまでの高揚っぷりを知っているような曲であんな湿気た使い方されたらラヴェルに、またフランスの方にも失礼でしょうよ…。
ということで、今日は昨日のお口直しの気分でラヴェルを探し出しました。
道化師の朝の歌(組曲「鏡」より第4曲。1918年編曲)ボレロ(1928年)歌曲集「シェエラザード」(1904年)海原の小舟(組曲「鏡」より第3曲。1906年)ラ・ヴァルス(1920年)亡き王女のためのパヴァーヌ(1910年編曲)
ビシッとした決まり手があるのか?とでも書きたくなるような、圧を一心に集中させていくようなタイプのボレロが多い中、(いやイベントなどでこの音楽を使う時はその形式の方が魅力的に感じられるのだろうと思いますが)このクリヴィヌのボレロは軽妙でとてもお洒落な感じを受けます。(Ultra HDなのも嬉しい、良い録音です)
私の大好きなラ・ヴァルスもこれまたとても素敵ですし、全般ラヴェルの世界観に没頭できるような一枚になっています。
あのオリンピックでのボレロの使い方は論外ですけども、ラヴェルの音楽って本来はこういう感じじゃないのかなーなんて思いながら記憶をまた上書きさせていくのでした。
実はオリンピック、無観客でない3%のチケットを持っているので今度行ってきます。その時にも音楽は使われるのかも知れませんが、その時はもうちょっと効果的に用いてほしいものですね…。このブログでも何か書くかも知れません。良かったらそちらもお付き合い頂けたら幸いです。
(追記・オリンピック観戦記についてはこちらに書きました。色々な国歌とともにお楽しみください💨)
ブログは、ここでもシェエラザードが出てきましたから、千夜一夜~つながりでリムスキー・コルサコフの音楽を聴き比べにどうぞ(私ラヴェルのは今日はじめて聴きました💦)
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