16 ハイドン買おうかどうしようか。

16  Haydn 2032, Vol. 5: L'homme de génie  

ジョヴァンニ・アントニーニ/パーゼル室内管弦楽団 
  Giovanni Antonini(conductor)Kammerorchester Basel 

 (リンクから音源に飛びます。)
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 昨日エリック・ル・サージュの音源を紹介しようとしていたら来月彼の新譜が出ることが!3/22日発売のフォーレのノクターン集で、現在聴き放題だと6番だけ聴くことが出来ます。
 かなり期待が持てそうでしたので、1600円ポチッと予約注文しました。当日のお楽しみです(^o^)。
 勿論聴き放題の中だけで愉しむことも出来ますけども、それはレーベルの戦略とも関連しますし、聴き放題自体はあくまでファンになるきっかけ。好きなアーティストならば何らか、コンサートに足を運ぶことや聴き放題以外の他のことで売上に貢献できれば一番お互いにとって良いのかな、と思っています。
 そういう意味で今現在非常に悩んでいるのがこの「Haydn2032」シリーズです。2032年がハイドン生誕300周年であり、そこまでにジョヴァンニ・アントニーニさんがパーゼル室内管弦楽団とイル・ジャルディーノ・アルモニコとでハイドンの交響曲104曲を録音しようという試みです。各音源には更にハイドンだけでなくそれぞれ彼の時代に纏わる他の方の楽曲も織り込まれています。凝ったジャケットワークもカップリング組み合わせも、勿論音楽そのものも非常に楽しいです。
・交響曲80番ニ短調(ハイドン/1784年)
・交響曲81番ト短調(ハイドン/1784年)
・交響曲ハ短調 VB142(クラウス/1783年)
・交響曲19番ニ長調(ハイドン/不明)
 この音源だと80、81、19番に「スウェーデンのモーツァルト」ともいわれたヨーゼフ・マルティン・クラウスの交響曲ハ短調VB142もプログラム途中で加えられています。このクラウスの交響曲はその前身を(VB140)ハイドンに見てもらって改訂し、ハイドン自身に捧げられた音楽で、同時代の聴き比べとしてもこの組み合わせがかなり聴かせます。
 モーツァルトとほぼ同年代を生きながらも(私も含め)多くの方にとって知らなかったクラウスのドラマチックな音楽を知る素晴らしいチャンスとなりました。
(彼の音楽については後日こちらでもご紹介しております。下記リンクからどうぞ。)
 この1枚は相当お気に入りでよく聴いているのですが、「Haydn2032」シリーズは今現在8枚売り出されていて全て聴くことが可能です😂(検索を Haydn 2032 とすればすぐ出てきます。)
 ハイドンを堪能するのにも、あるいは古典派の音楽歴史を垣間見るのにも相当なクオリティですのでどなたにでもおすすめできますけども、さて、聴き放題にない残りはどうするか…デジタル音源で買うか、パッケージングを買うか、悩ましいところです。また指揮のジョバンニ・アントニーニさんは去年読売日本交響楽団の定期演奏会にご登場され大変好評だったというお話なので、それともまず生演奏を聴くのが先か。何れにせよ今後が大変気になる音楽であることには間違いがありません。

 良かったらまとめてお楽しみ頂けたら嬉しいです!  

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