15 Schumann: Fantasiestücke, Kreisleriana, Waldscenen… - Klavierwerke & Kammermusik VI
エリック・ル・サージュ/フランク・ブラレイ(以上ピアノ)フランソワ・サルク/ビクター・ジュリアン・ラフェリア(以上チェロ)/ブルーノ・シュナイダー(ホルン)
Eric Le Sage / Frank Braley / François Salque / Victor Julien-Laferrière / Bruno Schneider
(リンクから音源に飛びます。)
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今日、本当はモーツァルトの最後の3つの交響曲を取り上げたアルバムを書こうと思っていたのですが…うーん、実際聴いてみたら「ピリオドオケで快速ならばそれで良しと思ってません?」と言いたくなる感じをもってしまい、やめました(^_^;)
勿論指揮者と楽譜、オーケストラとの対話はそれぞれ色々な形を持っていますし、聴き手も人によっては大絶賛するかと思いますけども…(だから一応リンクは貼っております。)これは単なる自分の好みの問題なのでしょうか。モーツァルトをその当時の演奏様式で、ということでピリオド楽器を使う演奏自体は彼の音楽の魅力がより伝わってくるようでとても好きですしもっと広まって欲しいのですが。
でもそんなわけで今日ここで書くものについて急に変更となってしまいました。どうせならば自分の一番を薦めておこうということで、エリック・ル・サージュのシューマンものをご紹介します。
・クライスレリアーナ 作品16(1838年)・4つのフーガ 作品72(1845年)・幻想小曲集 作品12(1837年)・アンダンテと変奏 作品46(1846年)・カノン形式による6つの練習曲(原題 ペダルピアノのための練習曲 作品56/1845/ドビュッシーによる2台ピアノ編曲)・東洋の絵 作品66(1846年)・森の情景 作品82 (1849年)
聴手によってはフランスのスター軍団(オイ)レ・ヴァン・フランセでもお馴染みの存在でもあるエリック・ル・サージュさんですが…。彼はシューマンに関する(歌曲以外の)ピアノ曲について全て録音しており、全部で10枚の音源となっているのですが(アマゾンミュージックアンリミテッドには4枚分あります)この5枚目のアルバムにある”アンダンテと変奏”がとても好きで好きでたまりません。二台ピアノ(もうひとりはフランク・ブラレイ)2チェロ、ホルンという変わった編成の音楽のため中々生演奏で聴く機会がなさそうですけども、本当にキラキラしていて心が和みます。自分の葬儀のときはこれをかけて欲しいくらいです(^_^;)
はじめて彼の演奏を紀尾井ホール室内管弦楽団(当時は紀尾井シンフォニエッタ東京)でラヴェルのコンチェルトを聴いたとき、ものすごくエキサイトして直後にCDを買いにダッシュしたという思い出があります。音の粒が揃っていて、本当に好きなのです。
この音源はシューマンの代表曲である情熱的なピアノが心を掻き立てる「クライスレリアーナ」も入ってますし、「カノン形式の6つの練習曲」(ドビュッシー編曲の2台ピアノ版、これももうひとりはフランク・ブラレイ)など、ソロと室内楽の両面からシューマン及びエリック・ル・サージュの魅力が伝わってくるのではないかと思います(^o^)
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